税理士とは
税理士とは、国が認めた税務の専門家です。税務・会計業務の他にコンサルティング業務を通じ、顧問企業の発展に貢献できるやりがいのある職業です。
税理士の独占業務
税理士法では、税理士の独占業務として「税務代理」「税務書類の作成」「税務相談」を定めています。
- 税務代理
税務代理とは、所得税や法人税、相続税の申告を、納税者を代理して行うことです。 また、税務署の調査が入った場合は、納税者に代わって説明や主張をします。 - 税務書類の作成
税務書類の作成は、所得税や法人税、相続税の申告に必要な書類を作成することです。 具体的には確定申告書や年次決算書、各種申請・申立書となります。 - 税務相談
税務相談とは、税金の申告や書類の作成に関する相談に応じることです。 税金の計算方法や税務上の手続方法、節税対策などをアドバイスします。
税理士の資格試験について
分類
国家資格
最新情報
・試験実施官報公告:令和5年(2023年)4月7日
・受験申込受付開始:令和5年(2023年)5月9日
・受験申込受付締切:令和5年(2023年)5月19日
・試験実施:令和5年(2023年)8月8日~令和5年(2023年)8月10日
・合格発表:令和5年(2023年)11月30日
受験資格
会計学に属する科目
受験資格はありませんので、誰でも受験することが可能です。
税法に属する科目
税法に属する科目については、学識、資格、職歴といった様々な分野の受験資格が定められており、以下のいずれか一つの要件を満たせば、受験資格を有することになります。
学識による受験資格
- 大学又は短大の卒業者で、社会科学に属する科目を1科目以上履修した者
- 大学3年次以上で、社会科学に属する科目を1科目以上含む62単位以上を取得した者
- 一定の専修学校の専門課程を修了した者で、社会科学に属する科目を1科目以上履修した者
- 司法試験合格者
- 公認会計士試験の短答式試験に合格した者(平成18年度以降の合格者に限られます。)
資格による受験資格
- 日商簿記検定1級合格者
- 全経簿記検定上級合格者(昭和58年度以降の合格者に限られます。)
職歴による受験資格
- 法人又は事業を行う個人の会計に関する事務に2年以上従事した者
- 銀行・信託会社・保険会社等において、資金の貸付・運用に関する事務に2年以上従事した者
- 税理士・弁護士・公認会計士等の業務の補助事務に2年以上従事した者
申込期間
5月中旬
申込方法
各国税局及び沖縄国税事務所で願書を貰うことが出来ます。
また郵送でも願書を請求可能です。
試験日
8月上旬
合格発表
11月下旬
受験料
- 1科目:4,000円
- 2科目:5,500円
- 3科目:7,000円
- 4科目:8,500円
- 5科目:10,000円
試験地
北海道、宮城、埼玉、東京、石川、愛知、大阪、広島、香川、福岡、熊本、沖縄
試験内容
試験科目は、会計学に属する科目(簿記論及び財務諸表論)の2科目(必修)と税法に属する科目(所得税法、法人税法、相続税法、消費税法又は酒税法、国税徴収法、住民税又は事業税、固定資産税)のうち受験者の選択する3科目(所得税法又は法人税法のいずれか1科目は必ず選択)です。
税理士試験は科目合格制をとっており、受験者は一度に5科目を受験する必要はなく、1科目ずつ受験してもよいことになっています。合格科目は生涯有効です。
合格率
18.8%(令和3年度)
勉強時間・勉強方法
勉強時間
一般的に、税理士試験の勉強時間は3000時間と言われています。
勉強方法
難関資格なので、資格の学校(スクール)を利用したほうが効率的に学習を進められます
税理士の書籍
税理士の書籍を以下のリンクから検索することができます。
・Amazonで探す | ・楽天で探す |
役立つサイト
- 国税局
試験の最新情報をチェック出来ます。