日商簿記検定とは
簿記は、企業規模の大小や業種、業態を問わずに、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。
簿記を理解することによって、企業の経理事務に必要な会計知識だけではなく、財務諸表を読む力、基礎的な経営管理や分析力が身につきます。また、ビジネスの基本であるコスト感覚も身につきますので、コストを意識した仕事ができるとともに、取引先の経営状況を把握できるために、経理担当者だけではなく、全ての社会人に役立つ資格です。
日商簿記検定の資格試験について
最新情報
・試験日:2024年2月25日(日)
分類
公的資格
受験資格
誰でも受験できます。
申込期間
申込受付期間は、商工会議所によって異なります。
試験日の約2ヶ月前になりましたら、受験希望地の商工会議所までお問い合わせください。
申込方法
申込受付方法は、商工会議所によって異なります。
試験日
- 6月中旬(1級~3級)
- 11月中旬(1級~3級)
- 2月中旬(2・3級)
- ネット試験(2・3級):随時
- 簿記初級・原価計算初級:随時
合格発表
- 7月上旬から7月下旬
- 12月中旬から1月中旬
- 3月中旬から4月中旬
受験料
- 簿記初級:2,200円
- 減価計算初級:2,200円
- 3級:2,850円
- 2級:4,720円
- 1級:7,850円
試験地
- 統一試験:全国各地の商工会議所が指定する会場
- ネット試験:希望する試験センター
試験内容
- 原価計算初級(40分、ネット試験)
原価計算の基本用語や原価と利益の関係を分析・理解し、業務に利活用することができる。 - 簿記初級(40分、ネット試験)
簿記の基本用語や複式簿記の仕組みを理解し、業務に利活用することができる。 - 3級(商業簿記、60分)
基本的な商業簿記を修得し、小規模企業の企業活動や会計実務を踏まえ、経理関連書類の適切な処理ができる。 - 2級(商業簿記・工業簿記、90分)
高度な商業簿記、工業簿記(原価計算を含む)を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できる。 - 1級(商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算、3時間)
極めて高度な商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算を修得し、会計基準や会社法、財務諸表等規則などの企業会計に関する法規を踏まえて、経営管理や経営分析ができる。
合格基準
- 原価計算初級:100点満点で70点以上を合格とする。
- 簿記初級:100点満点で70点以上を合格とする。
- 3級:100点満点で70点以上を合格とする。
- 2級:100点満点で70点以上を合格とする。
- 1級:100点満点で70点以上を合格とする、ただし1科目ごとの得点は40%以上。
合格率
- 原価計算初級:90.4%
- 簿記初級:61.5%
- 3級:34.0%
- 2級:21.1%
- 1級:12.5%
※原価計算初級、簿記初級は、2022年4月1日~2023年3月31日の期間の合格率です。3級~1級は第164回の会場受験の合格率です。
勉強時間・勉強方法
勉強時間
- 3級:50~100時間
- 2級:100~200時間
- 1級:400~600時間
勉強方法
低級の場合は、独学でも勉強可能ですが、上級になると難易度が高くなるので、スクール等での勉強をお勧めします。
日商簿記検定の書籍
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役立つサイト
- 商工会議所
主催団体のサイトです。試験の最新情報をチェック出来ます。